大風呂敷を広げるだけ広げて、ぐちゃぐちゃに畳むどころか
放置したまま、どんどん新しい風呂敷を散らかし回ることで悪名高き
ジュヴナイル系FT作家の前田珠子…。
シリーズ作は大量にあるものの、まともに完結させた作品って
ど ん だ け あ る ? って具合でして。
(漫画界でいうところの、コ ウ ガ ユ ン みたいな位置付けだな)
早々に見切りをつけたものの、どうしても処分できなかった唯一のシリーズが
彼女の代表作でもある、コバルト文庫『破妖の剣』でした…。
くぅぅ、赤男め。憎し。
今年5月、およそ6年ぶりにシリーズ新作(しかし番外編)が出たんで「おおお?」と思い
帯には「いよいよ始動!!」、あとがきでも「次巻再開」と書かれていたものの
「またまた~ぁ」と話半分、信じちゃいなかったんですが…。
うわーぁ、本当に続きが出たよっ!(驚愕)
でもいきなり、話途中の4巻を出されても…ねぇ。
すっかり記憶の彼方だなー;;
もって回ったくどい文章は、相変わらずというか、更に磨きがかかったというか。
既に、文筆業としては終っているレベル。
それでもやっぱり捨てられない。赤男、憎し。
<補足説明>
作中に、深紅の髪と瞳の、強大な力を持つ妖主(魔性の王)が出てくるんですよー。
これがまた、ちゃらんぽらんの黒い性格をしててさー。…好きっ。
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