新書館Dear+の全サ小冊子『ディアプラス・ヘヴン6』の応募要項を読んで、軽く驚きました。
1・2・3月号のうち、どれか2冊を購入しての応募という点は、今までと変わらず。
但し応募用紙1枚につき応募は1冊のみ、というのが業界的な全サの不文律でしたが
今回のDear+は、希望冊数は「何冊でも申込OK!」という風に変わっておりました。
(大々的には謳ってませんが、制限を行う文面はどこにもなく、冊数記入の欄まであった)
実際、友人同士で示し合わせて申込むというパターンは、少ないと思うんですよ。
シュリンクかかってるから、買って帰って、中を開いて初めて気付く…という~。
複数冊を欲しがるとすれば、よほどのファンで保存用にするか(これだって少数)
転売ヤーか、オークショナーぐらいのもんでしょ?
例えばオークション出品の為に、獲らぬなんとかの皮算用で
100冊申込む人がいたとします。
出版社側とすれば、オークションに出されようが、どう処理されようが
100冊分の粗利がでることに、変わりがないんですよねー;;
同人誌のように、作家本人の思い入れが介入しない分
企業的に割り切っちゃえば、数刷って多く放出した方が得なんだもん。
実際、冊数が多く出回る分だけ、市場価格も安定するし。
今までは、雑誌を売るための手段として、小冊子を全サに打ち出していた。
→今後は商売の一つとして、小冊子という希少価値観を煽った期間限定本を販売する。
という風に路線変更したとしか、考えられないんですよねぇ。
予約制で数が読める上、全額前金で受領してるから、間違いのない商売には違いない。
出版不況と言われている昨今。
オタクのコレクター気質に目を付けた、副業に精を出すのは仕方がないね…。
(Charaだって、複製原画や図書カード販売攻勢が激しいしー)
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