黒舞台

ミュージカル「黒執事」-千の魂と堕ちた死神-
ミュージカル「黒執事」-千の魂と堕ちた死神-

女史に誘われ、行ってきました。ミュージカル「黒執事」!

1巻を読んだっきり、原作をまともに知らない私が

そんなん観ちゃって大丈夫かしら~?と、内心思ったものですが

(しかも、大千秋楽。ファンにとっても大切な公演を…)

せっかく来阪してくる女史と、一緒に遊びたかったしね。

それと、生イセナオちゃんを観てみたいという欲求には勝てませんでしたー(笑)

とりあえず前夜、ゆみーにゃ所蔵の『黒執事』1~3巻までを貸してもらって

一夜漬け対策はバッチリさ★

 

舞台セットが3階構造になっているので、座席は前過ぎるよりかは

若干後ろ気味の方が観やすいと聞いておりまして

当たったお席は希望通り、少し後ろ気味のセンター位置。

なんと。目の前には、演出家から脚本家から作詞・作曲家まで…

超VIPな方々が、ずらり勢揃いしてお座りになられました。

そりゃー観やすい筈だよ!(笑)

女史なんて、「神席だ……」とぶるぶる震えている始末。

今までで一番良い席が当たったのは、私が同行してくれたお陰だと

よく分からない感謝までされてしまいました(笑)

あ。でも、Gファン担当の熊氏が一番右端に座ってくださって、マジ命拾い~。

だって…頭でっかいんだもん!あとがきの似顔絵そっくりなんだもん!

一つでも彼の座席が左にズレていたら、上手側舞台は完全に被っちゃって

きっと見えなかっただろうな~(泣笑)

 

さて、肝心のお芝居について。

…これ、いったいどこの国のBLですか?!

なくらい、妖しい筋立てのオリジナルストーリィでございました。あはは。

だーって、死に至る病に冒された死神を救うためだけに

先輩死神が、若い娘と子供の魂を千個狩るというんですよ?

(それを阻止するのが、あくまで執事なセバスチャン)

いやそれ「友情」違うから(笑)。御馳走さまです。

 

もし私が脚本家なら、あともうひと捻り入れちゃうんだけどねー。

魂を千個集めたとしても、本当に治癒するかどうか分からない

ただの伝説だとするのなら、その噂を流したのが

坊ちゃんに仕えるようになる前の、悪魔時代のセバスの気まぐれで

単なるデマだと、夢と希望を踏み躙って奈落の底へ突き落すとかっ(笑) 

(だって主役、ぜんぜん目立ってない…)

あと、メインキャスト達のお歌がちょっと…残念な感じ…ね;;

ミュージカルと冠さず、「音楽劇」で良かったのにね?

 

しかーし。それを補って余りあったのが、ダンス!

死神ダンス、めっちゃ恰好良かった~~~~~♪♪♪

特に一人、恐ろしいほどに痩せ形で頭の小さい、メガネ美男子がいましてね

黒いスーツで踊る姿に、目がもぅ釘付けですよ!!!

(パンフレットによると、リアルでもメガネ男子な様子ですよ)

主演のセバスのアクションシーンも、かなり決まってます。

あと、本格的な声楽家とバレリーナが端役として参加されていて

その背景的な使い方が、めっちゃ巧いんだ!!!素敵な演出だ~。

 

そんでもって、期待の生イセナオちゃんは…

うおお、面白れーーー。

「スーパー・アバータイム」(役名=アバーライン警部だから)も、長い長い。

いつも以上に激しくアドリブをかましていたそうで、めっちゃ笑わせて頂きました。

他の役者さんも、最後だからと気合い入れてアドリブ合戦していたそうで

今までで最高のデキだって。

なるほど。これまでの公演は、今日に至る為のプレビュー公演だった訳ですね!?(笑)

(そして一番おいしいトコだけを観る私~♪)

カーテンコールも、全員で死神ダンスを踊りだして、壮観でした。

(普段はメインキャストだけで踊っていたらしい)

 

で。これだけでは終わらないのが、大千秋楽。

キャストがいきなりハッピーバースディを歌いだして、なになになに?と思っていたら

主演の松下優也くんの、誕生日イブの日だったそうです。

10代最後の日を、悪魔で過ごしたのね。

本人感激しちゃって、泣いちゃったよー。

(坊ちゃん役の西井幸人くんは、その前から感極まって泣いてるし)

客席をバックにして、全員で写真撮影パチリ☆

 

で。で。実は、更にそれだけでは終わらなかったんだな~~~(笑)

キャストが全員で頭を下げたら、一気に暗転。

そこで取り出したるは、入場の際に配られたサイリウム。

出演者には絶対にナイショで!と厳命されていた、スタッフからの仕込みです。

ぽきっと折って、全員で振ると…ふわぁぁ、綺麗だー。

顔を上げたキャスト達は本気でビックリしたようで、「千の魂だー」と大喜びでした。

キャストもスタッフも観客も、皆してお互いを驚かしたれ!

とばかりに仕込みまくった、大楽。面白かったー。

 

最後、演出家先生に「おめでとうございます」と声を掛けて

楽しい気分で劇場を後にしたのでした。

 

正直最初は、某テ●ミュぐらいのヌルイ芝居を想像していたんだけど

…おみそれしました。面白かったDEATH!!!

 

 

→追記

坊ちゃん役の、若干13歳の男の子と変わらない

イセナオちゃんの身長って…ちっさ!(笑)

でも存在感は、とてつもなく大きな人ですよー。

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