初顔合せと、再設営。

仕事も早々に放っぽりだして、アールジュネス日本橋の

沖麻実也版画展に行ってまいりました☆

今回の展示会は、普段は閉鎖している4階を使用。

(いつもは2階=原画展示、3階=版画展示と商談会場)

ずどーんと縦長に広い会場の、半分を原画展、もう半分を版画スペースにしています。

今回の原画ラインナップは残念ながら違っていたけど

もし版画化された作品の原画が一緒に展示されていたなら

見比べられる分、版画のクオリティの高さも伝わりやすいだろうね。

これはなかなか良い試みだと思う。

 

担当者を呼ぶから先に4階まで上がっておくよう言われ、向かったところ…

会場内はガラ~~~ン。平日の終了間際の時間じゃあ、さすがに誰もいないわな(笑)

一人貸しきり状態で、ものすごーい贅沢気分です♪

 

新担当とのご挨拶も済ませ、原画鑑賞の続きをごゆっくり~と放流してもらえました。

(なんとなく、空気を察してもらえたらしい)

「いつまで観てても構わない」の言葉をたてに、本気で実行(笑)

 

わーはーはー。マットのカッティング、綺麗に直ってる!(爆笑)

でもくらげちん、青~の二枚組も実は…って言ってたけど、これは変わってなさそっぽい。

そして「原画家出中~」のやつは、やっぱり家出中のままだったか…。残念。

全体的な展示のバランスは良い感じ…なんだけど、なんとなく違和感が???

よーくよーく見てみたところ、原画とデータ完成稿を見比べる趣向になってるものについて

上下配置の統制が取れてないのね。組みにせず、バラけて配置されてるものまである。

(大阪会場は天井高があるので、上下二段に展示可能なのです)

目線の流れ的にも、原画=上、データ完成稿=下に統一した方が、分かり易いのになぁ。

キャプションも微妙なものがあって、すごい気になる。

Chara正月号表紙の玉すだれ、どっちが原画でどっちがデータ完成稿かが書かれてなくて

一見さんのパッと見には、これは判別しづらいよー;;

 

それらの気になった全てを、もう一度会場に上がってきた担当に伝えたところ

いきなり額を外し出した、Sギハラさん(笑)

「今やってしまった方が、絶対にいいですから。どんどん指摘してください」って。

えええー。今までの担当だったら、「伝えときますー」とか「相談しときますー」だったのに

えらくアグレッシブで、決断の早い人だな!?

と内心驚いていたら…続く自己紹介で納得。

実は、大阪の店長をやってる人なんだって!

「初日に来て頂けて、本当に良かった」と、めっちゃ感謝されてしまいました(笑)

 

最後の最後まで気持ち悪かった、Chara表紙のキャプション問題ですが…

謎はすべて解けた!!!!!

別のChara表紙(手彩only)に、「データ完成稿」の間違ったキャプションが貼られており

それぞれテレコになっていたのでした。

正しい位置に貼り直して、再設営は完了。

ふぃ~~~お疲れ様でした。いい仕事をした気分!(笑)

 

初のデジタル原稿についても、キャプションが「データ」としか付いてなくて

これだと原画ではなく、単なる加工データとしか見られずに勿体ないからと

経緯をお伝えしておきました。早速、文面を検討してもらえるそうですよ。

(ヤマリーに連絡取ってた) 

 

さて。ここで投げかけられる、お約束の質問。

「先生と直接連絡が取れる方だとは、伺ってますけど…。何者なんですか?」

「ただの一ファンです」(笑) ←こちらもお約束の回答。

業界人でも、な~いん~だよ~~~ん。

でもファン暦だけは長いからね。ペンタッチやサインの鑑定なら、概ねできる自信がある(笑)

「詳しすぎて、うちの新人じゃ絶対に(担当は)無理です」とも言われた。そうだろうとも!(笑)

良いことも悪いことも、先生に筒抜けになるのは承知の上でお話しています。

どんどん気になることは指摘してください、と言ってもらえました。すごい心強いなー。 

 

さすがに店長職に就いているだけあって、勘もいいし、人の性質を読むのが早いね。

最初の「今まで、どんな絵をお買い求め頂けましたか?」についてだけは

内心(知ってるくせに…)と思いながらも、話の接ぎ穂もあるだろうし

好みの傾向を把握するためにも必要なんだろうなーと考えて、いちおうお付き合いしましたが

それ以外のいわゆる誘導的な営業トークには、応える気もなかった私。

そういった気質もあっという間に見抜かれ、他の客が居なかったこともあり

ものすごいぶっちゃけた会話に終始しました。あー楽しかったー。

(あの、担当が判明せず不安だった日々は、なんだったんだろう?笑;) 

 

最近うちの会社でも、割賦契約に関しては審査や取り扱いが厳しくなってきたけど

絵画商法なんて国から目が付けられやすい業界だと、更に大変そう~。

女性は現実的だし、好きなものは長く大切にしてくれるから安心なんだけど

若年層の男性の場合は、支払い能力も考えずに欲望が最優先で…

しかも支払いの途中で気に入らなくなったり、他に欲しい物が出てきたら

いきなり消費者センターに訴えて、欲しくもないのに無理やり契約させられたと

ローン解除を申請されたりするんですよ~(脱力)

なーんて、内情暴露までしてもらったり(笑;)

サインとか捺印をした上での「契約」ってものを、そんな簡単に考えたらイカンよね。

顧客保護もここまでいくと過保護すぎて、スイーツしか育たないよ。って本気で思う。

(しかしその親世代も、今やモンスターなんちゃらだから、救いようがない)

 

話はそれましたが。本日一番の目的だった、デル戦の石膏印刷の鑑賞。

ライトを当てて貰うと、更に素晴らしい~~~。

小説を隣に並べてみた訳じゃないから、断言は避けておくけど

長年のファンの目から見ても、御大のペンタッチを余さず忠実に再現した

逸品だと思いますー。(ほんと、イイ絵を最初に持ってきやがるなぁ…)

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コメント: 4
  • #1

    ゆきーにゃ (土曜日, 20 11月 2010)

    そうそう。
    御大のblogにあった、工房さんとのアレコレについてを読まれたらしく、めちゃくちゃ感激してはりました。
    「他の先生や、お客様にも読んで頂きたいくらい!」「仕事に自信が持てる」って。

    そりゃそうだろうな~。
    どこのプロジェクトXかカンブリア宮殿かってぐらい、感動巨編だったもん(笑)
    http://sankaizok.jugem.jp/?eid=232

  • #2

    ゆきーにゃ (土曜日, 20 11月 2010 15:39)

    あまりにも感激してたんで、先日の来場展で御大が
    雑誌だと印刷の時に何色へ変わっていようが頓着しないタチで、ここまで拘るのは版画だけだって話をしていたこと
    明日からの営業トークで使えますよ!って、教えといた(笑)

    ますます感激してはった。

  • #3

    mamiemon (日曜日, 21 11月 2010 00:15)

    ぬおお。今回も何やら色々とありがとう〜!(*^ω^*)
    ほんと。初日に行ってもらえてヨカッタわ〜(*^ω^*)
    担当さんの件もヨカッタねーいやヨカッタw(*^ω^*)

    話かわるけど今月のクロフネゼロは期せずして気がつけばアーさん祭りのようで……あはは(^^;)
    途中までエライ辛かったんだけどしっぽはめっちゃ楽しかったので少し色々とやる気になったトコw(なんの報告だww) 

    そんなこんなでまるっと脳内から外れてた原画展(自分のなのに!)だったので、大阪の地でのアレコレ見てもらえてマジぽんヨカッタです助かるーありがとう!!

  • #4

    ゆきーにゃ (日曜日, 21 11月 2010 00:46)

    実は私も3日ぐらい前まで、まだ一週間先のことだと思ってた(笑;)
    担当の件では、余計なご心配をお掛けしちゃいましたー;;
    ほんと良かったです。

    設営の件はね。あくまで私好みに仕立て直しただけなんだけど(笑)
    まあ最初よりかは随分とマシになったんじゃないかなぁ…。
    本部から画像見本が添付されて来るらしいんだけど、原画とデータの違いが分かりづらいそうで、展示するにも一苦労してるっぽい。
    御大が自分でチェックできれば一番だろうけど、こればかりは難しいもんね。

    しかしデジ絵のキャプションは、『データ』→『完成データ』に書き換わっただけでした…。
    こ、これが、ビバンの限界…なのか;;

    お仕事の方は、楽しくできたなら何よりでしたー☆
    それが一番だよねっ。

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